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インドと金(その2)

金需要を決める独特の要因

金の価格に関しては、国際情勢やドル相場の影響を受けるのはもちろんのことですが、インド国内で金の価格を変動させる要因として挙げられる独特の要因の一つは「雨」です。インドでは農家の金保有割合が高く、農家の需要が減れば金の国際価格が下落するという言葉もあるほどです。

農家にとっては収穫量が増えれば資金に余裕がでるので金を買おうとする意欲もが高まります。しかし平年より降雨量が少なければ農家の収穫量にも打撃が生じ、結果的には金への需要が減り価格も下落しかねません。
実際2015年は、インド当局が発表した予想降雨量よりもはるかに少ない降雨量で農作物の収穫量が減り農家の需要が減りました。インドにおける金の価格は農家など特定集団の財政状況によって大きく変動することが確認できると思います。

インドにおける今後の金の位置づけ

上述のように、インドでは政府や雨のような「気候」も金の輸入量や価格に影響を与えてきました。このような要因は予測することが困難でありひいては価格変動の予想が難しい部分があります。一方ではこのような条件下、インドでは金は長く愛され続けており金への信頼が根強いものなのかが分かります。実際にここ数年で政府の規制や税金引き上げが行われると、インドに密輸入される金の量が5倍になったとも言われています。人々の金への愛情は簡単には冷めないことを反映しているのでしょう。

このように、金を単なる投資商品やリスクヘッジ商品として認識する地域が増えていく中で、中国やインドのようにまだアジアでは金について生涯を共にする現物資産として認識している地域が残っているようです。

個人的には中国よりもインドの方が金への愛情が高いと思います。両国で購入された商品種類別の需要の変化をみると、最近の中国では金地金が圧倒的に多くなっていますが、インドは金地金と装飾品がバランスよく成長しているからです。インドでは今後の経済成長に伴い金への需要は一層高まると予想されます。

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