5万ペソ以上の持出し・持込みが禁止されています。
1万米ドル相当額以上の外貨を持ち込み・持ち出す場合は、申告が義務づけられています。
日本からフィリピンへ入国するにあたり、総額1万米ドル相当額以上の外貨(現金、小切手、有価証券等)や貴金属類(金の地金等)を申告せずに持ち込み、フィリピン空港税関で摘発・押収される例も発生しています。
日本から1万米ドル相当額以上の外貨等を持ち込む場合には、あらかじめ日本の税関当局に対して「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」を申告し、フィリピン税関当局に対しては、「税関申告書(CUSTOMS DECLARATION)」の記入(該当箇所のYESにチェック)に加え、フィリピン到着後に税関当局から「外貨等持込申告書(Foreign Currency and Other Foreign Exchange-Denominated Bearer Monetary Instruments Declaration Form)」を入手して必要事項を記入の上、適正な申告を行ってください。
また、フィリピンから国外へ総額1万米ドル相当額以上の外貨等を持ち出す場合にも同様の手続きが必要となります。
外貨の持ち出しや持ち込みに関し不明な点がある場合には、フィリピンもしくは日本の各税関に直接お問い合わせください。
フィリピンペソと日本円との両替レートはGoogleやYahooといった検索エンジンを使えば簡単に調べることができます。
ブラウザーのアドレスバーに「フィリピンペソ 日本円 レート」と入力して検索すれば出てきます。
下記のウェブサイトは、日本円⇒フィリピンペソ、フィリピンペソ⇒日本円のどちらも表示され便利なのでおすすめです。
https://ja.valutafx.com/PHP-JPY.htm
ここで表示されているレートは、所謂、ライブレート(LiveRate)やインターバンクレート(銀行間取引レート)や仲値と言われる両替レートで、このレートで外貨両替できるわけでは有りませんので気をつけてください。
ところで、フィリピンペソはPHPと表示します。
日本円はJPYと表示します。
PHPやJPYは誰がどのようにして決めているの?と思われるかもしれません。
ちょっと専門的になりますが、各国(または各地域)の通貨の名前を3文字のコードで記述できるようにするための国際規格(ISO 4217)が有り、その国際規格でそれぞれの通貨の3文字のコードが決められています。
最初の2文字は国名コードです。残りの1文字は通貨のイニシャルです。
日本円の通貨名コードは、日本の国別コードが”JP”で、円のイニシャルが”Y”なので、”JPY”となります。
フィリピンペソは、フィリピンの国別コードが”PH”で、ペソのイニシャルが”P”なので、”PHP”となります。
この3文字の通貨コードを知っていると、「PHPJPY」で検索することもできます。
「PHPJPY」で検索すると、「1ペソが何円?」がわかります。
逆に、「JPYPHP」で検索すると「1円が何ペソ?」がわかります。
上記でおすすめしたウェブサイトでは、フィリピンペソー日本円の直近1年間の動きを折れ線グラフで見ることができます。もっと長い期間の動きは、次のウェブサイトで見ることができますので参考にしてください。
https://jp.tradingview.com/symbols/PHPJPY/
© 2020 TradingView.
こんな折れ線グラフになっています。(2020年1月1日現在)
5年前と比べて20%以上もペソが下落しているのがわかります。
直近1年間ではペソ高円安になっていますね。
© 2020 TradingView.
2008年以前から2019年12月31日までのグラフです。
2011年の終わり頃には、1ペソ1.8円を下回っていたのです。
フィリピンの通貨は、フィリピンペソです。
ペソは、スペイン植民地時代に作られた通貨で、メキシコ、アルゼンチン、チリなど、元スペイン植民地の国はペソを用いていることが多いようです。
ただし、ペソといっても、アメリカドルとカナダドルのデザインも為替レートも違うように、他の国のペソとフィリピンペソとは全く異なります。
フィリピンペソの紙幣は
の6種類。
紙幣は、全て同じサイズです。
各フィリピンペソ紙幣の表には、フィリピンの国民的英雄が、裏面には世界遺産が描かれています。
硬貨は、
1ペソより小さい
があります。
10 piso
5 piso
1 piso
25 sentimo
10 sentimo
5 sentimo
1 sentimo
新しいシリーズのcoinが発行されました。
(参考:フィリピン中央銀行のHP)
次の写真を参考にしてください。
新しいデザインのcoinの特長は、フィリピン中央銀行の新ロゴが入っていることです。
NEW BSP LOGO
(June 2010 – Present)
古いコインは、2020年1月現在でも使えます。
フィリピンペソへの両替は、日本国内では、チケットショップや空港の両替商で入手が可能です。
また、当然フィリピン国内でも、日本円からフィリピンペソへの両替ができます。
日本とフィリピンの空港でのフィリピン・ペソの両替を比較した場合、フィリピンの空港で両替をするほうがお得です。
日本の空港で、日本円からフィリピン・ペソへの両替はオススメしません。
日本の空港の両替店では、先程ご案内したPHPJPYのレートと比べて、約14%悪いレートで両替できます。
フィリピンの空港では、日本の空港と比べると大変オトクに両替できますので、現地で両替するようにしましょう。
フィリピンの空港がマニラかセブかによってもまた、マニラの場合、ターミナルや両替店によっても、両替レートはバラバラなので一概には言えませんが、概ね5%前後で日本円からフィリピンペソへ両替できるでしょう。
ニノイ・アキノ国際空港のターミナル3のある両替店では、仲値から2%程度悪いレートで両替できるお店もあるようです。(日時によって異なるので確実ではない。)
さて、フィリピンの空港で両替するほうがお得とお伝えしましたが、フィリピンの空港よりもお得に両替できるのは、日本国内の外貨両替商で両替をすることです。
正確に言いますと、いくつかの両替商は大変良い両替レートを出しています。
その一つが「現金屋」です。
現金屋では、仲値から5%前後でフィリピンペソを販売しています。
また、まとまった金額の両替をされる場合は、更にお得な両替レートを提供できますのでご相談ください。
最も良いレートで日本円からフィリピンペソに両替をしたいのであれば、現地をオススメします。ただし、注意も必要ですので、初心者の方には、当店のような国内で外貨両替店での両替をお勧めします。
現地の両替店の場所はこのページの終わりにお知らせします。
現地の両替商に行くためのフィリピンペソは必要になるので、最低限のペソは日本の両替商で準備をする必要があります。
現地で両替をする場合は、スリやひったくりが多いので注意が必要ですし、なれない環境での両替は色々とトラブルが起きるものです。
現地について慌ただしいなかで外貨両替をするよりも余裕を持って事前に外貨を準備しておくのが良いです。
ここで、あなたに質問があります。
両替の金額はいくらを考えていますか?
両替店に行く時間やそこで費やす時間(長蛇の列で1時間くらい両替にかることもあります)を考えたとき、果たして最も良い両替レートの両替店に行く価値がありますか?
宿泊ホテルのすぐ近くによい両替店があり、時間にも余裕があるから現地で両替をするのであれば良いでしょう。
また、ショッピングのついでに両替をするのであればよいでしょう。
旅行の時間は、有意義に使うべきだと思います。
そのためには、外貨両替についても、事前に考えておいたほうが良いでしょう。
いろいろな旅があるので、一概にいくら両替をしておいたほうが良いとは言えません。
ちなみに、私は、1日10万円くらいフィリピンでは使うので、30万円くらい両替します。
でも、1日10万円が皆様の参考になるかどうかわかりません。
そこで、フィリピンの物価をお知らせして、どのくらい必要になりそうかを考えてもらうほうが良いと考えました。
両替商と一緒に日本円を数えて、金額の間違いがない事を確実にする意味があります。
一度に3万円くらいの両替なら、3枚の1万円札を一緒に数えて、相手の目を見て渡します。
小さな両替商では、白い紙にタイプした簡単なレシートしかもらえないことが多いでしょう。もらえないこともあるかもしれません。その場合は、携帯電話の電卓機能で両替金額を計算します。
両替商には、間違いがないようにというプレッシャーとなります。
高額の現金を持ち歩くことを防ぐ意味がありますが、高額の両替の場合は、紙幣の枚数が多くなり、トリックで騙されやすくなるためです。3万円をペソに両替する場合、15000ペソくらいになりますが、1000ペソ札なら15枚程度です。500ペソ札でも30枚程度なので、数えるのもそれほど大変ではないのです。
ペソの金額を必ず確認することが大切です。枚数が間違っているケースがあります。わざとなのかそれとも本当に間違ったのかはわかりませんが、機械を使って数えたとしても、必ず確認するようにしましょう。
後ろに並んでいる人がいる場合は、横にずれて、必ず両替商からお札が見える場所で数えましょう。お札が見えない位置で数えて数が少なくても、お前がインチキして隠したんだろうくらいなことをいいかねません。
だから、相手から見える場所で数えるのが鉄則です。
日本と比べ、フィリピンでは、スリやひったくりの軽犯罪から殺人に至るまで犯罪が本当に多いです。
特にスリやひったくりの被害は多数報告されており、外務省からも注意喚起が出ています。
例えば
などの対策をとってくださいと注意喚起がでています。
渡航前には、下記の外務省の「海外安全ホームページ」を参考にして十分気をつけてください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_013.html
フィリピンでは小額紙幣を沢山持ち歩くことをオススメします。
タクシーや個人商店などでは、1,000ペソや500ペソなどの高額紙幣で支払いをした際に、購入を拒まれるか、「おつりが無いのでチップね!」といったことを平気で言ってくる輩も多く、日本人が一番対応に困ることの一つとなっています。
両替商の店頭でも小さい紙幣を欲しがるお客様が多いのは、これが原因です。
旅慣れない人は、細かいお金を持ち歩ことをオススメします。
ちなみに筆者は、小額紙幣や小銭はそれほど多く持ち歩きません。
お釣りがないというものなら、コチラからは、「お釣りがないならタダでいいね!?(^^)」と言い返します。
まあ、旅先で会話を楽しんでいるのですが。
「お釣りがないならタダでいいね!?」と言うと、胸ポケットなどに隠し持っていたお釣りを出して対応します。本当になければ、近くのお店に駆け込んで崩してお釣りを作って来ます。だから、旅に時間的にも精神的にも余裕があるなら、それほど気にしなくても良いでしょう。
なお、小額紙幣を常備するコツは、ちゃんとしたお店で買い物をする際に、1000ペソや500ペソ札の高額紙幣で支払いをして、小額紙幣のお釣りをもらうことです。
フィリピンでは2010年に現在のデザインの紙幣が発行されました。
2020年の現在では、ほとんど流通していないので問題にならないと思います。
しかし、万一旧紙幣を渡されそうになるかもしれません。
その時は、新デザインの現在流通している紙幣と交換するように強く言いましょう。
旧紙幣と新デザイン紙幣との見分け方ですが、現在の各紙幣の画像を覚えておくのはもちろんですが、もしわからなくなったら次のフィリピン中央銀行のロゴ画像が紙幣にあるかを確かめましょう。
無い紙幣は旧デザインの紙幣です。
NEW BSP LOGO
(June 2010 – Present)
ちなみに古いデザインのロゴはこちら。
OLD BSP LOGO
(1993 – 2010)
1529 A. Mabini St, Malate, Manila, Metro Manila
電話: +63 2 708 5890
https://www.facebook.com/pages/category/Financial-Service/Sheena-Money-Changer-1647438285320986/
1st District, 1511 A. Mabini St, Ermita, Manila, Metro Manila
電話: +63 2 522 1519
https://www.facebook.com/pages/Edzen-Money-Changer/496629410447827
B1, Glorietta 2 Ayala Center village Makati, Metro Manila
電話: +63 917 896 9878
https://tivoli.ph/
1741 A. Mabini St, Malate, Manila, Metro Manila
電話: +63 2 8525 2307
http://www.nailasmoneychanger.com/
Ayala Center, Ground Level Glorietta 4, Makati, Metro Manila
電話: +63 2 892 1501
Basement 2, Glorietta 4, Ayala Center, Makati City
電話: +63 2 8812 7060
http://www.czarinaforex.com/
421 Zamora Cor. Libertad St., Sta. Clara De Monte Faico, Pasay City, Metro Manila
電話: +63 2 833 3265
G/F Entertainment Cinema Complex, Alabang Town Center, Alabang, Zapote
http://www.czarinaforex.com/
G/F New Farmers Plaza, Gen. Roxas St., Araneta Center, Cubao
http://www.czarinaforex.com/
L1, Kiosk , Alaya Mall Cebu, Archbishop Reyes Avenue , Cebu City
+63 32 415 5263
Rajan Park Building, Fuente Osmeña Cir, Cebu City
+63 32 412 5001
Benigno Du Building, Fuente Osmena Street, Cebu City
+63 32 254 5580
MV. Patalinghug Jr Ave, Lapu-Lapu City
+63 932 414 2466
M.L. Quezon National Highway, Maribago, Lapu-Lapu City
+63 922 229 8731
Marina Mall, Mactan, MEPZ 1, Lapu-Lapu City
+63 32 494 0260
日本円からフィリピンペソにお得に両替する方法は、現地の両替商で両替するのがベター。
ただし、渡航前にペソ現金の準備も忘れずに。
空港についてホテルに移動する際に送迎手配済みでない場合はペソの現金が必要になります。
また、ポーターのチップも考えてあげたほうが良いので、少しのペソは持っておいたほうがベターです。
現地で両替をする手間と時間とを良く考えてみると、日本で準備しておくのが最良であることも多いはずです。
両替レートに大きな違いがないならなおさらのことです。
現金屋のフィリピン・ペソの両替レート(2020年2月19日 00時01分現在)
日本円 ⇒ フィリピンペソ : 2.27 仲値から 4%
フィリピンペソ ⇒ 日本円 : 2.05 仲値から 4%
最新のフィリピンペソの両替レートはコチラ
通貨名 | フィリピン・ペソ |
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通貨コード | PHP |
通貨単位記号 | ₱ |
使用国・地域(法定通貨) | フィリピン |
通貨補助単位 | センタボ = 1/100ペソ |
紙幣の種類 |
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硬貨の種類 |
|
© Genkinya